2012年06月08日

森の時間 その4

あまり手の内を明かすのは厳禁なのですが、少しだけ。

少しでも本当の美しさを知ってほしいから。
少しでも感動してほしいから。
少しでも伝えたいから。

逸脱しない範囲で、出来ることは最大限する。
それが、私たちの姿勢です。

大切なことは、

「いま」
「ここ」

を、どれだけ素晴らしいものにするか。
ただそれだけです。


写真・文:円満堂 修治

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2012年06月07日

森の時間 その3

アウターブリッジホール。
昭和のよき時代の空気が漂うこじんまりとした木造のホール。
今日明日の活動拠点となる。

それこそ20年前、スタッフで活動していたときは、プログラム後、次のミーティングを夜明け前まで行ない、シュラフで仮眠を取った思い出の場所でもある。

あの頃と何ら変わりない空気。
今、私たちは違う立場、違う面持ちで、ここの扉を開ける。

写真・文:円満堂 修治

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2012年06月06日

森の時間 その2

今回の研修名は、
「春の森は、3Dで楽しもう!」
今、巷で話題の3D。

ですが、今更言うまでもない話。
我々人、そして自然界、更にはこの大宇宙は3Dの世界に生きている。
何ら特別なことではない。

ところが、この数年「画面」という2Dの世界で生きる時間が急激に多くなってきた私たち。
これはもしかすると、退化しているという意味ではないだろうか。

写真・文:円満堂 修治

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2012年06月05日

森の時間 その1

2012年。
新緑が眩しい6月の2日と、3日の1泊2日。
三田市の千刈キャンプ場で、Gリーダー研修が行なわれた。

今回は、私の友人、小林克さんが講師である。
20年程前、小林さんと私は、ここ千刈で、それこそボランティアスタッフとして、森と、そして人と向き合った仲だ。

さて、まもなくこの深い2日間が始まろうとしている。
森は朝の日差しを浴びて、黄緑色に輝き、何をはじめるのか、静かに私たちを見下ろしていた。

写真・文:円満堂 修治


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2012年04月29日

人類の消費は、地球1.5個分

今朝の新聞の記事より。

人類は、地球の食料生産力や浄化能力の1.5倍を消費しており、30年前から過剰利用に陥っている。
例えば、世界の全人口が日本人と同じ暮らしをすると地球2.6個が必要。
そして、世界の人口が肉中心の食事で自家用車を乗り回す米国人並みに暮らすと、地球は4.4個分必要になる。

自分の今の生活を棚に上げて、新興国に真似をするな、とは道理ではない。
むしろ、新興国に自分たちと同じ生活をさせる、と銘打って、日本をはじめとした先進国と称する国の企業は、躍起になって市場拡大を行なっている。

要するに、経済面から見れば、日本の企業はもちろんのこと、地球上の企業全てが、全世界の市場で更なる売り上げ倍増のことばかりを考えている。
これの意味していることは、全世界の米国化である。

この地球において、人類の生命維持が不可能になる時期は、そんなに遠くない話である。

人は何をすべきか。
私たちは何をすべきか。

写真・文:円満堂 修治
〔写真:兵庫県 神戸市北区 大沢 Film Fuji ベルビア〕

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2012年04月21日

その場所の物語とつながる旅 その1-7

原料。
物作りにおいて、突き詰めていくと、必ずここに至る。

飯尾醸造のお酢も、その原料である米に行きついた。
そして、それは最近ではない。
なんと、昭和37年という。

数年前に言われ出した無農薬の米を、酢の原料に決意されたのが、実に50年以上も前というのだ。
これは、もう驚異的な話だと思う。

そして今、その米を作り続けてきた丹後の棚田において、高齢化などの問題から、自ら米の作り手になっているという。
これこそ物づくり精神の究極の姿があると思う。

たった1日。
「酢造り」というものから、人生を変えるほどの感動を得るということが起こるなど、想像もしなかった。

今、「酢」が私にとって、とても身近な存在であり、その本物を味わうとき、なんとも言えない幸せを感じるのである。

写真・文:円満堂 修治
〔写真:京都府宮津 上世屋 Film Fuji ベルビア〕

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2012年04月19日

その場所の物語とつながる旅 その1-6

ところで、お酢というのは、料理で言うところの「調味料」である。
これもお聞きした話だが、何を隠そう、お酢はこの国でもっとも古い調味料というこ
とらしい。

この国に生まれた以上、この日本古来の調味料にしっかりと向き合い、知識を持たな
い、ということは、これはちょっとまずいのではないだろうか。


写真・文:円満堂 修治
〔写真:京都府宮津 飯尾醸造 Film Fuji ベルビア〕

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2012年04月18日

その場所の物語とつながる旅 その1-5

熟練職人の勘に頼る発酵法「静置発酵」
とにかく時間と手間が掛かる。

創業100年余り。
会社のポリシーは小さなお酢屋でいい、妥協は許さず、納得いくものを造り続けるということ。

こういう素晴らしい会社がある。
こういう素晴らしい人たちがいる。

そう思うだけで、私までも勇気が湧いて来る。
そして心が震えるのだ。

・・・蔵に置かれている道具全てにも、それぞれにポリシーを持ち、それぞれの存在感を感じる。
この場所には人だけでなく、全ての道具までにぎっしりと詰まった「物語」というものを感じずにいられない。


写真・文:円満堂 修治
〔写真:京都府宮津 飯尾醸造 Film Fuji ベルビア〕

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2012年04月16日

その場所の物語とつながる旅 その1-4

少し話が逸れる。
今回、この企画を立案し、飯尾醸造さんにアポイントを取ったところ、担当の秋山俊
朗さんが、なんと私のことを知っているという。

20年近く前、環境教育関係で、私もあちこち顔を出していたときにお会いしていたよ
うだ。
失礼ながら、私の乏しい能力の記憶力では無理だったのだが、こうして覚えていてく
れるということに、ほんとに心の底から嬉しくて仕方がない。

人とのご縁というものは、本当に宝だと思う。
秋山さん、これを機会に、これからもどうぞよろしくお願い致します。

写真・文:円満堂 修治
〔写真:京都府宮津 飯尾醸造 Film Fuji ベルビア〕

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2012年04月14日

その場所の物語とつながる旅 その1-3

酢造りについて、その工程を遡ってみようと思う。
もちろん、これは飯尾醸造さんで、蔵を見学させてもらいながら、丁寧にお話を伺っ
たからこそ学べたことである。
この機会がなければ、私は一生酢は嫌いなものであっただろう。

さて、麹と水を加えた蒸米が醪(もろみ)になるのは、50日以上ののち。
それから更に100日以上かけて発酵させてやっとお酢になる。
そして季節などよって左右されるが、この発酵後平均的に250日以上熟成させる。

一方、私がいつも口にして来たものは、この工程がたった1日だという。
ありえない話だ。
そもそもアルコールから造られている、という時点でお酢と言っていいのだろうか、
とも思ってしまうほどだ。

日本古来から伝わってきた自然に逆らわず、そしてその力によって造られる酢。
だからこそ、まったく違うものなのだが、本来こちらが本物である。
そして、驚くことは、この自然の摂理に従った伝統的な工法で造られる酢は、市場に
おいては10パーセントに満たないということ。

写真・文:円満堂 修治
〔写真:京都府宮津 飯尾醸造 Film Fuji ベルビア〕

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